スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

8.モノクロ

2012年01月13日 22:27

ここで、前回あっさりと流した作業について備忘録的なものを少しだけ。

スクリプトは結局、本質的な部分は分からずじまいだった。
御影さんが親切にもSeleneのスクリプトを転用して構わないと言ってくれたので、それをベースにしてSeleneの台詞の替わりに自分の文章に置き換えた。スクリプトファイルの名前の最後までSeleneのままだった。

音楽は予算的に手が回らなかったので、無料の素材サイトのお世話になった。

音楽に関して僕が語れることは余りないけれど、「これを絶対使いたい」という曲と「邪魔にならない」曲とのバランスは大事だとは感じた。

ここぞというイベントで使われる曲と、穏やかな日常のシーンで使われる曲とを比べると、もちろん前者にこそ好きな曲が多い。
一方で現実問題としては、圧倒的に後者の流れている方が多い。邪魔にならない曲、さりげなく空間に溶け込む曲をどれだけ見つけられるかがカギだと思う。

というわけで僕は曲を探し求めた結果、複数のサイトのお世話になった。
絵と違って音楽は、異なる作曲者の曲を混ぜても違和感が出ないのが幸いした。
(と思う。それとも音楽に詳しい人が聴くと、作曲者のテイストの違いが気になったりするのだろうか。)

 * * * * * * *

何よりも僕が重視した絵だけれど、これは殆どをモノクロにした。

理由は一つ、枚数を増やしたかったからだ。
フルカラーで塗ってもらう代わりに漫画のスクリーントーンのような加工に留め、その代り枚数を増やす。それが僕の戦略だった。

事前にチェックした同人ビジュアルノベルの中には、僕が知る限り一つもモノクロ作品はなかった。
けれど僕は、漫画だって殆どがモノクロだから関係ない、と意に介さなかった。

モノクロにすることで思わぬメリットもあった。

元々、絵師さんの手を煩わせるには及ばないシーンでは写真を加工して使つもりだった。例えば、場面切り替えの際の青空や月夜、雪のシーンなどだ。
でも、実際に自分でカラー写真を使ってみるとすぐに問題に突き当たった。写真を使ったシーンが「浮く」のだ。

キャラの登場するイラストのシーンに比べて、写真を加工した画面は生々しすぎた。画面から読み取れる情報が多すぎるせいだと思う。

これが、写真をモノクロにして輪郭を曖昧にしただけでしっとり落ち着いたのだ。
気をよくした僕は、場面切り替えのシーンでモノクロ加工写真を多用した。

 * * * * * * *

もしろん、プレイする人の側にしてみれば、枚数を稼ぎたいからモノクロにしました、お金がないからモノクロにしました、などというのは関係ない。全く関係ない。
僕も、そんな言い訳はしたくない。

だから僕は、物語をモノクロにするべき必然性をビジュアルノベルに組み込むことにした。
プレイした後、「なるほど、だから白黒なんだ」と思ってもらいたかった。
そう思って自分なりにベストを尽くした。

共感してもらえたか、自信はない。

App Storeでは
「絵は非常に格好良かったが、やはりカラーにして欲しい。それなら、白黒ノベルだからと言って避ける人は減り、ノベルの評価は上がると思う」
とのレビューを頂いたが、こういう見方も当然あると思う。

何にせよ、プレイした人に委ねるしかない。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://waitingforyouguys2.blog53.fc2.com/tb.php/13-92b7f272
    この記事へのトラックバック


    最新記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。