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2.辺境

2012年01月03日 23:01

ブログサイトを作るのは楽しかった。

何もかも初めてで、僕はその「初めて感」を楽しんだ。
テンプレートを選ぶだけで一日かかり、自己紹介の文章を考えるだけで通勤時間があっという間に感じた。

そのうち、ブログで小説を載せるにあたっては工夫が必要、ということもわかってきた。

大手の小説登録サイトChaos Paradiseの「カオパラアンケート」というコーナーには、「即バック条件」についてという質問がある。

"検索サイトやどこかのリンク集からネット小説サイト(テキストサイト)を訪問した時、「作品を読む前に引き返す」のはどういう条件のサイトでしょうか。"
というアンケートなのだが、堂々の一位は当時も今も、「ブログで公開される小説」だ。

アンケートの声としては、こんなコメントがあふれている。

・とにかくわかりにくい
・ブログで公開している人は総じて文章のレベルが低い
・重い、読みづらい、探しにくい。嫌な条件が揃い過ぎ
・総じて管理人のマナーが悪い
・サイトを管理する能力がない人が殆ど(全く勉強も努力も感じられない)

カオパラアンケートの説明には、
"物言わずに立ち去る読者(訪問者)の本音が集まっていますので、作家の方も要チェックのアンケートです。"
とあるのだけれど、それにしても手厳しい。

本来は、小説の掲載手段をブログではなくホームページに変えるべきだったろう。が、当時の自分にとってホームページはブログの更に上の上、上級者のツール。
せめて見易いブログサイトは構築できないものかと、色々な人のブログ小説サイトを毎日のようにチェックした。

当時、一番参考にしたのは石和仙衣(いさわのりえ)さんが運営していた「シャルハの大地」というブログサイトだった。見易く、そして誠実さがあった。ブログ内に、小説ブログを始める人のための参考記事もあった。

僕が当時ブログの文章を「ですます調」にしたのも、石和さんの影響だ。

前回書き忘れたけれど、ブログのサービス会社はFC2にした。
多くの人が使っていそうだから、という程度の理由で決めた。
ただ、当時はブログの著作権を巡る議論(自分の書いたブログの著作権は誰のものか)があったので、「運営側に許諾される著作権の範囲も、目的も制限されていない」とまとめ記事に載っていた運営会社のものは一応やめておいた。
 
(当時僕が参考にした記事は、主要ブログサービスの著作権規定、格付け一覧という記事だった。但し僕は記事の正確性を検証していないし、また現在の状況も変わっている可能性が高いと思うので、その点は念のため。)

 * * * * * * * 

そんなこんなで、試行錯誤して始めた小説ブログだったが、2週間ほど経って気付いた。

自分のサイトには訪問者が殆どいなかった。

トップページに喜び勇んで付けたカウンターは1か月後、延べ来訪者数が50人だと告げていた。自分のPCから毎日アクセスしていたことを計算に入れると、平均して1日に1人いるかいないかの訪問者だった。

それまでは、「こんな辺境サイトまでお越し頂き」みたいなお礼コメントをしている人のサイトを見ると、大げさだなあと思っていた。けれど、自分の身に起こって初めて分かった。
自分のサイトは辺境中の辺境だった。

GoogleやYahooなどの検索エンジン登録方法はネットで調べて、実行済だった。
ブログのコンテンツというべき処女小説の方は、一か月間で20回近い更新を重ねていた。他人の目に触れるには十分な量のつもりだった。
「お前の一年を私に預けて欲しい」
そうヒロインが告げる冒頭の山場シーンは、自分が書いているにもかかわらず興奮しながら更新した。

そして1週間たっても、訪問者は日に1人。

「同志を待つ」と名乗ったはいいものの、同志の影も形も見えなかった。


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