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絵師は安すぎる賃金で働いてはいけないを読んで考えた。

2012年01月05日 02:26

昨日から今日にかけて、togetterでのまとめ「絵師は安すぎる賃金で働いてはいけない」を興味深く読んでいました。

僕が読み終わって思い出したのは、iPhoneアプリの価格設定のことでした。
ご存知の方も多いでしょうが、iPhoneアプリには無料のものがあふれています。有料であっても数百円というものが殆どです。

僕は、金の流れの面から、こんな整理をしました。

絵師: 金を受け取る人
絵の発注者: 金を払う人

アプリ開発者: 金を受け取る人
ユーザー: 金を払う人

さて、アプリの開発者たちは、なぜ低料金や無料でリリースするのでしょうか?
既存のゲーム開発者(企業)の中には、低価格でのリリースが結果的に市場の発展を阻害する可能性について懸念を持っている人がいるにもかかわらず、です。
アプリ開発者はインディーズも含めて、実は内心この価格設定に不満を持っているのでしょうか?

わかりません。

但し、僕はアプリ開発者の一人として、こう答えるような気がします。
「今のところ不満はないです。みんなの手に渡ることを想像するのが楽しいですから」
かっこつけすぎですかね。まずいですかね。

 * * * * * * *

どうも話が脇に逸れてしまいそうなので、ここで元に戻します。
絵師さんたちのこの状況は、アプリ開発者の状況(少なくとも「今の僕」の状況)はどこが違うのでしょうか?

僕は、価格情報の非対称性の点と、行動が能動的かどうかの点だと思います。

数万円払うのが当然の成果物なのに、相手の無知を理由に数千円しか払わない。
これは、情報の非対称性の問題だと思います。
アプリを販売しているApp Storeでは自分だけ騙されることはありません。他の人がいくらで値付けしているかもわかります。これがプラットフォームのありがたさです。

絵師さんにそのようなプラットフォームが無いのであれば、すぐには問題を解消するのは難しいかもしれません。
でも、「みんながどのくらい貰っているか」について情報が蓄積されていけば、トラブルは徐々に少なくなっていくと思いますし、今回のまとめはその動きを促進する一歩になると思います。

次に行動が能動的かどうか、というのは「自分で価格を決めているかどうか」という意味で使いました。
アプリ開発者は、自分で自分の作品の値段を決めています。
自分があっさり「楽しいですから」と言えるのは、この点が大きいような気がします。

仮に絵師さんが「搾取されてる・アンフェアだ」と感じた場合は、他人の水準についてリサーチした後にでも、自分で自分の報酬水準を決めて公表してみてはいかがでしょうか。

 * * * * * * *

さて最後にですが、僕はビジュアルノベルの製作者として複数の絵師さんに仕事を依頼した経験があります。

今回のまとめの中では「カラー1枚は普通20000円は取るよ!」という記載があるのですが、僕はこれまで、この目安を下回る報酬で描いてもらってきました。

実は1枚20000円では、自分にとってビジュアルノベル作成は絶望的となります。
次も、絵師さんと一緒にビジュアルノベルを作っていきたい僕は、どうするべきでしょうか?

僕は、相手に値段を先に提示してもらえないかを尋ねると思います。
先ほど絵師さんの立場から、能動的に価格を提示する効用について書きましたが、もしそういう形で価格がわかっているのなら予算のやりくりに縛られる発注する側にとってもメリットがありますよね。

こうした一連の流れを機に絵師さんの報酬も適正なものになることを、僕も望んでます。
その結果として自分にとって予算的に「縁が無い」絵師さんが増えても、不満を持つものではありません。
限られた予算内で絵師さんとの良縁を目指して頑張るだけです。

願わくば、「相場より安くても、楽しいからやる」という絵師さんとの良縁が見つかるといいのですが。
あ、最後にこんなことを書くと全体が台無しですかね。


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