FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3.66→144

2012年01月05日 23:37

自分のブログに訪問者が来ない。
居た堪れなくなって僕は、ネット小説の紹介・登録サイトに登録することにした。

それまでネット小説の紹介サイトというものを、僕は重視していなかった。
理由は簡単。自分が使ったことがなかったからだ。

登録サイトの中には、作品の目次ページの作成を義務付けていたり、連載途中の作品の掲載に厳しかったり、相互リンクをも求めていたり、とにかくブログを始めた当初の自分には面倒くさく思える点もあった。
ま、後回しでいいか。当初はこんな感じだった。

でも、そんなことは言ってられない。

Chaos Paradise、HONなび、NEWVEL、Wandering Network、小説の匣etc.
ネット小説の紹介サイトに藁をもすがる思いで登録しまくった。
そして待つこと1週間。

2008年10月21日夜。その日僕は、いつもと違うことにすぐ気付いた。

前日まで66だった訪問者数のカウンターが、その日はサイトを読み込みなおす度に数字が増えていた。

思わずマウスを持つ手が震えた。
一時間毎に画面を更新しても、カウンターは依然として回っている。

カウンターって、こんなにリアルタイムで動くんだ。それが最初の驚きだった。

結局、翌10月22日のカウンターは144。
僕はその数字を忘れないよう、オフラインで日記に書いた。

 * * * * * * * 

その後も小説を更新するたび、僕はネット小説紹介サイトに通知を出し続けた。処女小説がエンディングを迎えた翌々月の2009年4月には、10,000hitを超えることが出来た。
一日の訪問者数は平均すると数十人、多い日で百数十人くらいだった。

世の中には毎週数万人の読者が訪れる人気ブログもあったけれど、僕はひがむことなく自分のサイトのアクセス数に満足していた。アクセス数をある程度取れるようになって、やっとアクセス数から自由になれたというのが正直なところだった。

これは、「お金を不自由なく持てるようになって初めてお金から自由になれる」っていう例えと、根が一緒のような気がする。

とにかく、僕は当時のネット小説紹介サイトに感謝しても感謝したりない。

中でも一つ挙げるとすれば、Wandering Networkだ。
ここに登録するには「オリジナル」「長編」「全年齢向け」の3条件をすべて満たす必要があるけれど、逆に言えば訪問者もこの3つを求めてくれる人が中心なので、作品と相性が合いやすい。
ここからは読者が本当によく来てくれた。

ブログサイトの訪問者数10,000を超えた時には、当時流行していた「キリ番」のイベントもすることが出来た。
イラストや感想を貰うという夢のような経験もした。ネットで知り合った人とチャットもした。

ああ、ブログやってて良かった。そう感じたのがこの頃だった。

 * * * * * * * 

でも、矛盾するようだけれど――
その頃から僕は、このブログだけで満足できない自分にも薄々気付いていた。
もっと何かをしたいという欲が出てきていた。

youtubeに自作小説のトレーラー動画を作って、アップロードしたのが2009年2月。
別の小説を掲載するため、ブログを新たに立ち上げたのも2009年3月。

僕は少しずつ活動の幅を広げだした。

そして、今振り返ると運命の分岐点だった一作に出会ったのもこの月だった。

その作品の名は、「Selene ~エンディミオンの微睡み~」といった。


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://waitingforyouguys2.blog53.fc2.com/tb.php/5-ea2d35ea
    この記事へのトラックバック


    最新記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。